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手織り綿レポート2010『手織りコットンができるまで』2010:04:06:13:01:52

(これは2010年に一般的な綿布の作成工程をレポートしたものです。
あいかり屋がいま紡ぎ、染、織を一緒に作成している村とは異なります。)

あいかり屋のコットン服は、タイ北部チェンマイで織られたコットンを使用しています。

この色合い豊かな手織りコットンにより、あいかり屋のオリジナル性がよりいっそう深められ、他にはないユニークな着こなしを楽しめることができます。

 あいかり屋で使用する布の染色は、天然由来の染料と化学染料を使用しています。

今回は天然由来の染料で染色する工程を御案内します。

染料

木の実を約2年間水に浸したものを染料にします。

染料2

こちらは染料のもとになる木の皮です。
この赤い樹液を使います。

煮立てる 木の皮の樹液から取れた染料で、糸を煮込んでいます。

脱水 家庭用洗濯機で脱水します。

天日干し それを天日干しします。

がっさがさ 糸は、がさがさに乾いています。

真っ黒な手 染色をするお母さんの手はいつも真っ黒です。 染色お母さん

小学生2人の女の子のお母さんです。
このお母さんの家で染色を行っています。

「天然由来の染料で染めた布は、日の光に弱く、色変わり・色落ちがあります。洗濯後は、衣類を裏返して、陰干しして下さい。」
と、アドバイスをいただきました。

 

IMG_3686[1].jpg 紡いでいます。
昔ながらの糸車を使っています。

25缶

このおばあちゃんが、1日に約25缶分作ります。

糸を束ねる  機織に糸がセッティングし易いように、糸の長さを調整して束ねます。

出来上がり 出来上がり。
この糸の束を、織り師さんのもとへ届けます。

織る 1日に8~10mも織り上げます。
私たちが想像する手織りのスピードをはるかに超える速さです。
びゅんびゅん織っていきます。
人が織っていますが、まるで機械仕掛けのようにテンポよくリズミカルに織っていきます。

あいかり屋でよく使うデザイン あっ、この布!
あいかり屋のパンツスカートによく使うデザインだ!

たたむひとデザイン約75m織って完成です。
ただいま1mで折り返してたたんでいます。  

完成完成です。
これらを使用して、あいかり屋のユニーク服を作ります。

「このデザインにはどの織りがよいか??」が、私にとって楽しくもあり、頭の痛くなる作業です。

失敗はしたくないというプレッシャーを毎回感じるのですが、出来上がりを見ると、どれも個性的、おもしろいものに仕上がってると思います。

あいかり屋にいらっしゃった時は、ぜひお客様それぞれの感性で、お客様のピッタリはまるあいかり服を発見してみてください。

<追記>
この2010年を境に、あいかり屋の『本当に作りたいもの』を見直し、収入が減っても販売期間を減らし、その分を創作期間に費やすことにしました。
なので年々、現地の滞在期間も伸びている状態です。

現地に長期滞在することで、作成工程すべてを自分たちが行うことができているので、モノづくりとして間違ってなかったと思っております。

まだまだ納得できる状況ではないですが、夫婦二人出来る範囲で、可能な限りユニークで独創的なものを作成したいと思っています。